不登校の子の感情に振り回されて疲れます

今日もLINEを通じてご相談いただきました。

おこさんが不登校になって2年が経とうとしている方です。
(以下引用します)

~前略~
普段は昼前に起きてネットゲーム三昧。

時々気が向いてリビングに下りてきても
スマホは片時も話さない様子です。

元々食が細い上に、不登校になってからは
ゲーム、スマホ、布団に横たわる、時々食事と不規則。

どんどんやせ細り、毎日うつろな目で家に
ひきこもっているので、鬱屈とした生活が続いています。

リビングに下りてきたときは、あまりうるさく
言わないように注意をし、

おはようとか、体調はどうかとか大丈夫かとか、
他愛のない話しをしているのですが・・・

毎日私と居るときはため息、しんどいだるい、
ご飯は食べたくない、気持ちが悪いと。涙。

どうしてこうなってしまったのか、私がもっと、
息子の気持ちに寄り添ってあげれば良かったとか、

息子に対して申し訳ないと思うと同時に
情けなくなってしまいます。

息子の感情や行動に振り回されないように
努めているんですが、このままでいいのだろうか、

この子の人生はずっとこのままなのでは・・・と。
気持ちが疲れ果ててしまいます。

疲れ果ててしまうのは、やはり子どもと気持ちの
境界線ができていないのか・・・

気持ちを理解していないのか分かりません。
~後略~

境界線を引くとは

お母さんの苦悩が痛いほど伝わって来ます…( ;∀;)
私もどうしたらいいか、分からなかったなあ。。。


「見守る?境界線を引く?やってるけど何も変わらない!!」

・・・って思ってました・・・( ;∀;)

まず、「境界線を引く」っていうのをきっとこのママさんは
どこかで習ったか学んだんですね。もちろん、とても大切な
ことなんです。でも・・・

実際頂いたLINEを見ていると、かなりお子さんの
言動にママさんの感情も引っ張られてるなあ、と感じました。

境界線を引く、というのは、ただ口出しをしない、
という意味ではありません。

お子さんの感情に引っ張られないこと。
子どもには子どもの人生があり、自分には自分の人生があるんだと
子どもの人生は子どもに任せること。

それは切り捨てることではなく、むしろ

子どもには未来を切り拓く力があるんだと
信じること、です。

承認のシャワーでエネルギーを貯める

見守る、といっても手出し口出しせず、ではエネルギーは貯まりません。

承認は生きるエネルギー。承認、肯定的な関わり、
意識して毎日していますか??

承認のシャワーを浴びせることで
子どもは「このままの自分で大丈夫」と思えるように
なっていくのです。

一日に何回でも、浴びせてみてはいかがでしょうか。

子どもの頃の自分を投影していませんか?

どうしてもそれが信じられない、というのであれば
ママさんの心の底にどんな想いがあるのか、
自問自答してみてください。

「私がこの年頃のとき、もっと頑張っていたのに
 なぜこの子は頑張れないの?」

もし、こんな想いがあったとしたら・・・
あなたは子どもの頃、お母さんやお父さんに


認められたくて
誉めてほしくて

一生懸命頑張っていたのかも知れません。

頑張ったらお母さんが喜んでくれて嬉しかったから
或いは・・・

本当は休みたい日もダラダラしたい日もあったのに
そうしないで頑張っていたのかも知れません。

私たちは無意識のうちに、自分が子どもの頃の想いを
自分の子どもに投影して見ていることがあります。

それに気づいて、子どもの頃の頑張っていた自分を
労って癒してあげると

目の前の子どもをそのまま受け容れることができる
そういうことはとてもよくあります。

私のセッションや講座では、お母さんの
子どもの頃のお話しを必ずお聞きします。

それが、自分の子どもとの関係に
大きく影響していることが多いからです。

不登校は子どもからのメッセージです。
お母さんが自分の内面と向き合うとき。

子どもを何とかしようと思っている間は
子どもには何の変化もあらわれません。

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