「大切な話しはしてくれません」
お子さんと全く会話がないという方もいますが
普通の会話はあるけど、学校や進路などの
大切な話しはしてくれない、という方もいます。
どうして話してくれないのか?
どうしたら話してくれるのか?
よく頂く質問です。
それはどこかの時点で、お子さんが
心のシャッターを下してしまったから。
シャッターを開ける鍵のありか
お子さんが心のシャッターを下してしまって
鍵をしっかりとかけてしまっているとき
その鍵のありかは、子どもしか知らないんです。
しかも・・・
その鍵は内側からしっかりロックされているから
どんなに外から開けようと思っても
開けることはできないのです・・・( ;∀;)
外から「開けて~!!」とドンドン、ドンドン
シャッターを叩いても、
子どもが「開けたい」と思わないと
外から無理矢理開けることはできないのです。
大事な話しをしてもらうには
子どもの話しを聴くのが大切、とはいうけれど
そもそも話してくれないから、できない
という方がいらっしゃいます。
じゃあ話してもらうには、どうすればいいのか。
子どもがシャッターを少し上げてもいいかな、
鍵くらい開けてみてもいいかな、と思えるような
そんな関わりはどうすればいいんだろう?
それを考えることかな、と思います。
部屋から出てきたときの、ほんのちょっとの時間でも
名前を呼んでちょっとした会話をする、
その積み重ねも大切な時間です。
反応がないからしないのではなく、
反応がなくても、鍵を開けてみようと子どもが思うまで
気長に声をかけ続けることです。
特別なことじゃなくていいのです。
「今日は早く起きたんだね」とか
「髪の毛伸びたねえ」とか
目に入ってきた子どもの行動や状態を
そのまま口にするだけで
それは「存在の承認」となり、伝わります。
日々の積み重ねを大切にしてくださいね^^