不登校、ひきこもり、摂食障がいからの脱出②~セキュアベースを作ろう

セキュアベースとは

心が苦しくなっている子どもに必要なもの、
それは「セキュアベースです」

セキュアベースとは、日本語でいうと
「心の安全基地」です。

元々はアメリカの発達心理理学者、
メアリー・エインスワースが提唱した

人間の愛着行動に関する概念のことです。

子どもは親、特に母親との信頼関係が大切で、
信頼関係が結べると、子どもは安心して
外の世界に出て行かれるのです。

2~3歳の子どもがお母さんから離れて
遊んでいるときにふと思い出して、

お母さんを確認してまた遊ぶ姿や

友達と喧嘩をすると、お母さんの元に行き
慰めてもらうと又遊びだす、
そんな姿を見たことがありませんか?

ここに帰れば受け容れてくれる、
と思える心の拠り所です。

つまり、今不登校やひきこもり、摂食障がいなどで
心苦しくなっている子ども達には、

セキュアベースがない状態なのです。

何歳からでもセキュアベースは必要

「愛着」という観点から見ると、0~3歳までの
親との関係性が特に大切だと言われます。

では、3歳までにセキュアベースが築けなかったら
子どもは不安定なままなの??

…と不安になりますよね。
大丈夫です!!

幾つからでも築き直すことはできますし、
大人にもセキュアベースは必要です。

子どものセキュアベースを築き直そうと思ったら
とにかくそのままの子どもを受け容れること。

親の正しさや正論、意見は一旦脇へ置き
子どもの良い面、できている面に目を向け

ありのままの子どもを受け容れ、
子どもを承認していくことで
子どもは信頼感を持つことが出来ます。

あなたにはセキュアベースは
ありますか?

あなたのセキュアベースは誰?
或いはどんな場でしょうか。

セキュアベースは、両親でなくても
なり得ます。

夫、妻、講座の仲間、カウンセラー…
安心安全な場が、誰にでも必要です。

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