不登校、ひきこもり、摂食障がいからの脱出③~子どもに表れることの本質課題

表面だけ見ていても解決しない理由

お子さんが学校に行かれなくなった当初は、
「何があったの?」とか「何で行けないの?」とか

何か子どもの中に原因を探して、それさえ解消したら
この子は学校に行けるんじゃないか、

そう思って必死で、例えば友達関係が原因と聞けば
仲良しの友だちのママに連絡して気にしてもらうように頼んだり

先生が怖かったと聞けば、先生に連絡して
配慮をお願いしたり

拒食症のお子さんなら、体重○○キロに
大変なことになるから、何キロカロリーとか食べないと、とか

目に見えている問題を解決すれば
全部解決できる、と思ってしまいがちです。

でも。。。それは、熱の出ている子に
解熱剤だけ呑ませればいい、と思っているのと同じです。

子どもの本質課題

不登校、ひきこもり、摂食障がい。。。
それぞれ何が原因で何が課題なのかは違いますが

本質的なところでは共通することがあるのです。
それは。。。

激しい自己否定感です。

どの子も共通して「自分はダメだ」「価値がない」など
自分否定をしているのです。

この自己否定感が、心を重くして
自分を受け容れられないから、他人も自分を
受け容れてくれない、と思い込むのです。

どうすればいいの?

子どもにダイレクトに

「あなたはそのままで価値ある存在だよ」

などと伝えるというのも勿論アリですが、
最初は拒否されるかもしれないし、

判で押したようにそればかり言っても
何だか嘘くさく感じます。

でも、「あなたを大切に思っている」
「何かができても、何もできなくても
 あなたは価値ある存在だ」と、

それが分かるような「承認の言葉」や
「勇気づけの言葉」をシャワーのように
かけ続けること。

それと共に、子どものないところばかりに
目を向けるのではなく、

子どもが既に持っているところ
あるところに目を向けること。

そうしているうちに、目の前にいる子どもを
見る目が変わってくるはずです。


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