それ、誰の課題ですか?
「子どもがちっとも勉強しなくて…」
「部屋の片づけをしないから汚くて」
「ゲームばっかりしていて、いつも寝不足です」
「ペットの世話を全然しないんです」
子どものこうした状態は、親にとって
イライラしてしまうものですよね。
でも。。。
ちょっと待ってくださいね。
上のこと、誰の課題なんでしょうか。
課題を分離する
子どもが勉強しないのも、部屋を片付けないのも、
寝不足なのも・・・
全て子どもの課題だと、冷静になれば分かりますね。
とは言え、、、親としては
「ちゃんとさせないと、この先困る」
「甘やかしていては、この子がダメになる」
そんな気持ちも湧いてきて、
やっぱりモヤモヤしてしまう・・・
アドラー心理学の考え方では、
人の課題には踏み込まないことが
人間関係がうまくいくコツだ、と伝えています。
過干渉な親御さんは特に、子どもの課題を
自分が何とかしなければ、と思い過ぎていることがあります。
①それは自分でコントロールできるのか?
②最終的にこの結末を引き受けるのは誰か?
と考えてみましょう。
「子どものため」と思ってしている行動が、
よく考えると「自分のため」にイライラしていることは
よくあります。
小学生以下のお子さんの場合は
小学生も高学年になれば、随分自分だけで
できる課題も増えてきます。
でも、例えばペットの世話などは
どんなに「自分でする」と約束したことでも
全ての責任を負わせるのはそもそも
無理があると思いませんか。
元気な中、高校生でも全ての責任は
持ち切れないこともあります。
課題によって、そして学年によっては
「家族の課題」や「親子の課題」
になる場合もあります。
その辺りはよく考え、何でも切り離せば
うまくいく、ということではありません。