不登校の子どもの食事どうする? | 栄養バランスが気になる親御さんへ

不登校のお子さんの食事に悩んでいませんか?「食欲がない」「同じものしか食べない」「食べ過ぎてしまう」など、食事について悩んでいる親御さんは多いでしょう。

不登校のお子さんの食事には、心の状態が深く関わっています。無理に食べさせようとすると、お子さんのストレスになり逆効果になることも!

ストレスや不安が食欲に影響を与え、食べられなくなったり、逆に食べる行為で気持ちを落ち着かせようとしたりする場合もあるんですよ。

リコ

不登校中の食事の準備って大変ですよね。しっかり栄養を摂ってほしいのに食べたり食べなかったり…。今回は、食事を「親子のストレスのもと」にしないための考え方をお伝えします!

不登校の子どもの食事について

お子さんが不登校になると、食事に対しても変化を見せる場合があります。「食欲がない」「同じものしか食べない」「食べすぎてしまう」など、今までとは違う食事の傾向に親御さんが戸惑う日もあるでしょう。

しかし、お子さんの「食べる・食べない」は単なる好き嫌いではなく、心の状態を表していると考えられます。

例えば

食欲がなくなるケース
→精神的なストレスが食欲を抑え、食べる気力を奪う
→胃が締めつけられるような感覚になり、食事そのものが苦痛

食べすぎてしまうケース
→不安や孤独感を紛らわせている
→食べる行為で気持ちを落ち着かせている

どちらのケースも、食事を通じて心のバランスを取ろうとしているんですね。

また、生活リズムの乱れが食事に影響しているケースもあるでしょう。不登校になると、夜更かしする日が多くなって昼夜逆転してしまうことも。これが食事のリズムにも影響し、食べる時間や回数が不規則になってしまいます。

深夜にお菓子を食べて、翌日は食欲が沸かなかったり、ずっと家にいるので間食が増えたりします。生活リズムが崩れると、空腹を感じるタイミングも不規則になりがちです。

「毎日3食きちんと食べさせなければ」と思うほど、親御さんの方がストレスを感じてしまうかも… まずは、決まった時間に食事をしなければならないという考えを、一旦脇に置いてみましょう。

お子さんにとっても「食べなさい」と言われると、それ自体がストレスになります。食べる量やタイミングにこだわりすぎず、食べたくなったら食べればいいという姿勢で、お子さんに向き合えるといいですね。

リコ

不登校中は、食事のリズムも安定しません。「今はそういう時期なんだ」と受け止めて、食べない日があるのを想定内にしておいてくださいね。

不登校中の食事の栄養は気にし過ぎない

不登校のお子さんの食事が偏ったり食べる量が減ったりすると、栄養バランスが崩れてしまい親御さんは不安になるでしょう。しかし、食事を「親子のストレスのもと」にしないのが何より大切です。

「ちゃんと食べてほしい」と思うほど、親の焦りやイライラがお子さんに伝わってしまいます。「栄養をとってほしい」という気持ちは、親御さんにとって自然なものですからね。

私は、娘が不登校だったとき、具沢山のスープをたくさん作っていました。お鍋にたくさん作っておくと2日ぐらいは持つのでおすすめですよ。野菜を煮込んでお肉類を入れるとタンパク質も摂れますから。

娘は、夜中にお腹が空いたら電子レンジで温めて食べたり、スープの中に自分でうどんを入れていたりもしていましたね。ですので、私はスープを切らさずに作っていました。あとは自分でお好きにどうぞってスタイルで。笑。

「バランスよく食べなさい」と言うよりも「食べられるもの」をベースに少しずつバリエーションを広げていくのもいいかもしれません。

ご飯しか食べない場合
→おにぎりにして中身の具材を変える

麺類ばかり食べる場合
 →うどんやラーメンのスープに野菜や肉を加える

パンしか食べない場合
→サンドイッチの具材を変える

例えば、このようなアレンジも試してみてはどうでしょうか?

食欲がなくてあまり食べない日が続いたときは、料理中に「ちょっとつまんでみる?」と提案したり「味見してほしいな」と声かけしたりするのもいいでしょう。

また、お子さんが何を食べたいのか分からないときは「どれなら食べられそう?」と選択肢を与えて聞いてみるのも1つの方法です。

リコ

不登校中は、偏食や少食が続く日もあります。けれども、心が安定すれば自然に食べられるようになるケースが多いものですよ。

親御さんに意識してほしいこと

「ちゃんと食べてほしい」と願うのは、親御さんの愛情の表れです。食事を用意するのは、お子さんを大切に思っている証拠でもありますから。しかし、不登校のお子さんにとっては、食べなければというプレッシャーがストレスになる場合もあります。

親御さんが食事にこだわりすぎると、お子さんは食事そのものが負担になってしまいますから気をつけてくださいね!

「食べられない日があっても大丈夫」と考える
「何を食べるか」より「楽しく食べる」を意識する
「いつかまた食べられるようになる」と信じて見守る

お子さんの心が落ち着けば、少しずつ食事への意欲も戻ってきます。

まとめ | 「食べること」より「安心できる環境」を大切に

不登校のお子さんの食事には、心の状態が大きくかかわっています。親御さんが「ちゃんと食べてほしい」と思うほど、プレッシャーになり、食べることがストレスになるケースもあります。

大切なのは、食べる量や栄養バランスより、お子さんがリラックスできる環境を整えること。不登校の期間は無理に食べさせなくても大丈夫です。栄養バランスを気にするよりも、お子さんが安心して過ごせる環境を整えていってくださいね。

安心できる家庭の雰囲気が、何よりの栄養になりますから。

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