不登校は神経反応?! | 親が知っておきたい解決策をお伝えします

学校に行けないお子さんの様子を見て

「親として何をすればいいのかわからない…」
「不登校の解決策があれば知りたい…」

このように悩んでいる親御さんって、多いですよね。実は、不登校は甘えや性格の問題ではなく、神経の反応によって引き起こされているケースがあるんです。

つまり、お子さん本人もわからない「身体の反応」が、不登校に大きく影響していることも。

リコ

不登校解決策となる「安心感」へのアプローチを、脳と神経の視点からわかりやすく解説します。

「不登校は神経反応?!」その正体とは

「うちの子、どうして学校に行けないんだろう?」
「甘えてるだけじゃないのかな…?」

そんなふうに感じてしまう親御さんも少なくありません。でも、実は不登校はお子さん自身の「意思」というより、多くの場合は「神経の反応」が大きく関係しているのです。

ここで登場するのが【ポリヴェーガル理論】。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんので、簡単に説明しますね。

私たちの身体には「自律神経」という無意識の神経ネットワークがあり、その中の「迷走神経」が特に感情や行動に影響を与えています。ポリヴェーガル理論によると、この迷走神経は「社会的交流モード(安全)」「闘争・逃走モード(ストレス)」「凍りつきモード(シャットダウン)」の3つの状態を切り替えて働くそうです。

参考:心身相関におけるポリヴェーガル理論の意義

不登校の子どもたちって、心身のストレスや環境の圧力により、しばしば「凍りつきモード(フリーズ)」に陥っている状態なんですね。この状態では、外の世界と関わろうとする力そのものが抑えられてしまうのです。

つまり、「動けない」「学校に行けない」のは、お子さん自身が選んでいるのではなく、神経が「安全ではない」と判断している状態。自動的にブレーキをかけてしまっているんです!

リコ

不登校は怠けや甘えではなく、むしろ生き延びるための防御反応ともいえます。

ポリヴェーガル理論については、家族関係修復コーチ 鈴木理子のYouTubeでもお話しています。ぜひ、ご覧ください。

「なんで動けないの?」の理由

「どうして何もできないの?」
「昨日まで元気だったのに、今日はベッドから出てこない…」

こんな姿を見ると、親としてはとても不安ですよね。でも、これもお子さんの「神経反応」の1つ。脳と神経が「生きること」を最優先にしている状態なのです。

不登校の子どもの脳の仕組みについては、こちらのブログで説明しています。併せて読んでみてくださいね。

不登校のお子さんは「生きるための脳(脳幹)」にすべてのエネルギーを集中させているんです。この状態になると、思考を司る「思考の脳(大脳新皮質)」や、感情をコントロールする「情動の脳(大脳辺縁系)」にはエネルギーが届かないんですね。

  • 何も考えられない
  • 意欲がわかない
  • 身体が重く感じる
  • 無気力でぼーっとしてしまう

不登校のお子さんにこのような症状がみられるのは、生き延びるための自然な神経反応といえるでしょう。神経が「もうこれ以上は無理!」と判断し、自動的に思考や感情の働きをシャットダウンしているのです。

親御さんが「もっと頑張って」と励ましたり「動かないとダメでしょ」と叱ったりしてしまうと、ますます回復が遠のいてしまいます。

リコ

「なぜ動けないのか?」を、脳と神経の働きから理解することが大切!

そして、無理に動かそうとせず、まずはお子さんにとって「安心安全の場」を整えてあげてくださいね。

不登校の解決策は安心感から

では、不登校のお子さんが少しずつ回復していくためには、どんなアプローチが効果的なのでしょうか?

それは「セキュアベース」を作ること。

脳と神経が「ここは安全」と判断できると、自律神経の働きが切り替わります。次第に感情も安定し、思考にもエネルギーが届くようになるでしょう。

つまり、「動けない」状態から「動いてみようかな」に変わるには、まず「安心感」が必要ということです。

  • 否定されない
  • 自分の気持ちを聴いてもらえる
  • どんな自分でも受け入れられる

このような環境に身を置くことで、お子さんは「自分は大丈夫」と感じ心身が落ち着いていきます。無理に学校に行かせようとする必要はありません。むしろ、焦らずに「安心の土台」を作ることが最優先です。

「うちの子はどうしても学校に行けないんだろう…」と落胆する前に、いったん立ち止まって「どうしたら安心できるか」を考えてみてくださいね。

安心感が脳の働きを変え、結果として行動の変化につながりますから。それが、本質的な不登校の「解決策」だと私は考えます。

「セキュアベース」については、こちらのブログをぜひご覧ください。

まとめ | 不登校の子どもが動けないのは神経反応の仕業です

不登校は単なる甘えではなく、ポリヴェーガル理論から見ると「凍りつきモード(シャットダウン)」という神経反応の結果です。お子さんの脳が「安全ではない」と判断すると、生存を優先するため自動的に思考や感情の機能を制限してしまうのです。

これにより、無気力や思考停止といった状況に。神経反応は、本人の意思でコントロールできるものではありません。お子さんが動けるようになる解決策は、ありのままを受け容れて安心できる環境を整えること。

焦って学校復帰を急がず、心の土台をしっかり育てていけば、自律神経の状態が改善し少しずつ外の世界へと向かう力が戻ります!

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