HSCだから不登校?! | ラベリングより大切な心の土台づくり

「うちの子、HSCだから不登校になったんです…」
「繊細で敏感だから、学校が合わないんですよね…」
そう説明する親御さんに、よくお会いします。確かに、お子さんは繊細で敏感なのかもしれません。でも、ちょっと待ってください。「HSCだから不登校」と決めつけてしまっていませんか?
HSCという言葉が広まったと同時に、「うちの子はHSCだから」とラベルを貼って、そこで思考停止してしまう親御さんも増えているんです。
リコお子さんがHSCかどうかより、大切なことがあります。それは、お子さんの「心の土台」をしっかりと育てることなんですよ。
今回は、HSCというラベルの落とし穴と、本当にお子さんに必要な「心の土台づくり」についてお伝えします。ぜひ、最後まで読み進めてください。
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HSCというラベルに安心していませんか?
HSC(Highly Sensitive Child)とは、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した概念で、生まれつき感受性が強く、刺激に敏感な気質を持つ子どものことです。約5人に1人の割合で存在するといわれています。
不登校のお子さんを持つ親御さんのなかには、HSCという言葉を知って、「これだ!」と思った方も多いのではないでしょうか。確かに、HSCという言葉はお子さんを理解する1つの視点になります。でも、不登校になったのは、HSCだからなのでしょうか?
「私の育て方が悪かったわけじゃない」
「生まれつきの気質だから仕方ない」
そう考えると、親御さんは不登校の原因がわかった気がして少しホッとするかもしれません。気持ちが楽になりますよね。また、周囲に「うちの子はHSCなので」と説明できるため、理解してもらいやすくなったと感じる親御さんもいらっしゃるでしょう。
でも、HSCの気質を持つお子さん全員が不登校になるわけではありません。HSCの気質を持っていても学校に通っているお子さんはたくさんいます。つまり、「HSCだから不登校」という結論には結びつかないってことです。
「この子はHSCだから〜できない」とラベリングしてしまうのが問題なのです。ラベルを貼ってしまうと、お子さんの個別の状況や背景、家庭環境、親子関係… そういった大切な要素が見えなくなってしまいます。そして気づかないうちに、お子さんの可能性を制限してしまうんですね。
リコ「HSCだから」とラベリングして安心するのはちょっと注意が必要です。
不登校の理由は「心の土台」にある
「HSCだから不登校になった」と思っている親御さんに、ぜひ知っていて欲しいことがあります。もしかすると、不登校の本当の理由はHSC気質だからではなく、お子さんの「心の土台」がまだしっかりと育っていないからかもしれません。
では、「心の土台」とは、どういうものでしょう?
「自分は愛されている」という実感
「困ったときには助けてもらえる」という安心感
「ありのままの自分でいい」という自己受容
こうした感覚が、お子さんの心の土台を作ります。これらは木の根っこのようなもの。根っこがしっかり張っていれば、木の幹は太くなり、たくさんの枝が伸び、綺麗な花が咲きます。心の土台がしっかりしていれば、お子さんは将来、自分の力でしっかりと立って生きていけるのです。
そして、この土台がしっかりしているお子さんは外の世界に踏み出していけます。学校で嫌な出来事があっても家に帰れば安心できるとわかっているから、また次の日も頑張れるんですね。失敗しても「大丈夫」と思えるから、挑戦し続けられるのです。
逆に、この土台が育っていないと、どうなるでしょうか?
友達のちょっとした言葉に傷ついて、立ち直れなくなる
先生に注意されただけで、自分が全否定されたように感じる
テストで悪い点を取ると、自分はダメな人間だと思い込んでしまう
このように、他人の評価が気になりすぎて常にまわりの顔色をうかがうようになります。確かにHSCの気質が影響している場合もあるでしょう。でも、それだけが原因とは言い切れません。その背景には、心の土台が十分に育っていない可能性も考えられるのです。
HSCの気質は生まれ持ったものですが、心の土台は親御さんの関わり方によって育てることができます。
本当に必要なのは、心の土台を育て直すこと。心の土台は、今からでも育て直すことができます。むしろ、不登校の時期こそ土台を育てる絶好のチャンス!将来、お子さんが外の世界に踏み出していくための、大切な準備期間だと捉えてみてくださいね。
心の土台を育てるためには、安心できる場所「セキュアベース」が必要です。セキュアベースについては、こちらのブログでくわしく解説しています。あわせてお読みください。

リコ「HSC」ばかりを気にするのではなく「心の土台育て」の視点を持つと、本当に必要な支援が見えてきますよ。
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心の土台を育てる5つの関わり方
では、具体的にどうすれば、お子さんの心の土台を育てられるのでしょうか?今日からできる具体的な関わり方をお伝えしますね。ぜひ、参考にしてください。
①無条件の愛情を伝える
心の土台を育てるために、何よりも大切なのは無条件の愛情です。「学校に行けたら褒める」「テストで良い点を取ったらご褒美をあげる」といった条件付きの愛情ではありません。何かができるから愛されるのではなく、お子さんはそこにいるだけで愛される存在なのです。
②ありのままを受け容れる
繊細なところも、敏感なところも、怖がりなところも、全部ひっくるめてお子さんを受け容れてください。お子さんの感情を否定せず受け止めてあげると自己肯定感も育まれていきます。「ありのままの自分でいい」と思えることが、心の土台を強くしますから。
不登校を受け容れることについては、こちらのブログで具体的なステップをお伝えしています。

③失敗を責めない
心の土台が弱いお子さんは、失敗を極端に恐れます。なぜなら、失敗したら見放されると思っているから。だからこそ、失敗しても「大丈夫」「次はどうしようか?」と、前向きに一緒に考えてあげる姿勢が大切です。
④比較しない
お子さんを、ほかの子どもと比べないでください。兄弟姉妹とも比べないでくださいね。お子さんは、ほかの誰でもありません。ほかの子ができることができなくても、それはお子さんの価値とは関係ありませんから。そもそも比べる必要なんてないのです。
⑤親御さん自身の心を安定させる
お子さんの心の土台を育てるためには、親御さん自身の心を安定させるのも大切です。親が不安でいっぱいだと、その不安はお子さんに伝わります。親がイライラしていると、お子さんは安心できません。
リコ親御さんが「大丈夫」と落ち着いていること。それが、お子さんにとって何よりの安心材料になります。親御さんの穏やかな笑顔があれば、家は安心できる場所になります。
不登校と親子関係については、こちらのブログでもくわしくお伝えしています。

まとめ | 不登校はHSCのラベリングではなく土台づくりが大切!
HSCという言葉は、お子さんを理解する1つの視点かもしれません。でも、それはあくまで視点であって原因ではありません。「HSCだから不登校」と決めつけてしまうと、本当に大切なものが見えなくなってしまいます。
不登校の本当の理由は、お子さんの「心の土台」がまだしっかりと育っていないこと。HSCの気質を持っていても、心の土台がしっかりしている子どもは学校に通えます。
心の土台づくりには時間がかかります。すぐに結果は見えないかもしれません。でも、焦らないでくださいね。不登校の時期だからこそ、ゆっくりと、しっかりと、お子さんの心の土台を育て直すことができるんです!
「HSCだとラベリングしていたかも…」
「心の土台づくり、具体的にどうすればいいの?」
そんな親御さんは、ぜひ『家族心理ニューロアカデミー』
(愛称:ファミニュー/旧 理子塾)にご相談くださいね!お子さんの心の土台を、一緒に育てていきましょう。
リコお子さんの心の土台をしっかりと育てることが、お子さんの未来を開くカギになります!
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