不登校の原因がわからない親御さんへ|今できる関わり方があります

「なぜ学校に行けないんだろう」
「何かきっかけがあったはずなのに」
「原因さえわかれば、対処できるのに」
不登校のお子さんを持つ親御さんなら、こんな思いで頭がいっぱいになったことがあるのではないでしょうか。
ただ、いじめや友人関係、学校の先生とのトラブルなど、明らかな原因がある場合は、まずその問題への対応が必要です。この記事では「原因がはっきりわからない」と感じている親御さんへ、お子さんとの関わり方についてお伝えします。
リコ原因がわからないのは、親御さんのせいではありません。そして、原因がわからなくても、今日からできることがありますよ。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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原因を探したくなるのは親御さんの愛情
「原因さえわかれば糸口が見つかる」
「あのときの出来事がきっかけだったのかも」
「自分の育て方に問題があったのかも」——そんな思いで原因を探してしまう。
さらに、「何か病気になったんじゃないか」と病院をいくつも受診したりした親御さんもいるでしょう。
それはお子さんをなんとかしてあげたいという、親御さんの愛情からくる自然な反応です。決して悪いことではありません。
ただ、原因を探し続けることが、知らず知らずのうちに親御さん自身を追い詰めてしまっていることがあります。
「あのときこうしていれば」
「私のせいかもしれない」——そんな自責の気持ちが、じわじわと心を重くしていくんです。
まずは、原因を探し続けていた自分を責めずに、認めてあげましょう。それだけ一生懸命だったということですから。
リコ「原因がわからない」という焦りは、それだけお子さんのことを大切に思っている証拠です。その気持ちを、自分を責めるために使わないでくださいね。
お子さんのために親御さん自身が整うことの大切さについて、こちらも参考にしてみてください。

不登校の原因はわからないことが多い
「これが原因だ」とはっきり特定できないのには、理由があります。
不登校のお子さんの多くは、ひとつの原因ではなく、複数の要因が少しずつ重なって学校に行けなくなっています。
《例えば》
- もともと繊細で疲れやすい気質がある
- 思春期特有の脳や心の働きの変化によるもの
- クラスの人間関係に少し違和感を感じていた
- 親御さんや周りの大人との関わりで、小さなストレスが積み重なっていた
- 季節の変わり目や行事のプレッシャーがあった
これらがひとつひとつは小さくても、積み重なることで、お子さんの心のエネルギーが底をついてしまいます。だから「これが原因」と一つに絞れないことがほとんどなんです。
親御さんがどれだけ記憶をたどっても、「あのときこれが原因だった」とはっきりわからないのは当然のことです。それだけ複雑に絡み合っているからです。
リコ不登校の原因を一つに特定しようとすると、必ずどこかで行き詰まります。「わからなくていい」と思えると、少し楽になれますよ。
不登校の原因を探すより今の子どもを認める
親御さんが原因探しに集中してしまうと、気づかないうちに「なぜ?」「いつから?」「何があったの?」という不安が増えていきます。
不登校のお子さんは、その親御さんの不安を敏感に感じとってしまうのです。
「また原因を聞かれる」
「うまく説明できない自分はダメだ」
「親をがっかりさせてしまっている」
お子さん自身も、なぜ行けないのかわからないことが多いんです。それなのに「なぜ?」と聞かれ続けると、お子さんはさらに自己否定感を募らせ、心を閉ざしてしまいます。
原因を探すより大切なのは、今のお子さんの状態を見てあげることです。
「今、お子さんはどんな表情をしていますか?」
「何をして過ごしていますか?」
「どんなときに少し表情が和らぎますか?」
原因ではなく、今のお子さんそのものに目を向けてみてください。そのまなざしが、お子さんの安心感につながっていきます。
実際に、修了生のお子さんに学校に行けなくなった原因を聞いてみても、「何でだろう?わからないけど、なんか行けなかった」と話していたという方も多くいらっしゃるんです。
リコ「なぜ行けないの?」ではなく「いてくれてよかった」という声かけが、お子さんの心を開いていきますよ。
お子さんそのものを認めるためにどんな声かけをすれば良いか迷っている時は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

今日からできる不登校の子どもとの関わり方
原因がわからなくても、親御さんにできることはあります。それは特別なことではありません。
お子さんの存在そのものを認めてあげること。それが今できる、大切な関わり方のひとつです。
お子さんの話を最後まで聴く
「なぜ?」を探すのではなく、お子さんが話してくれることをただ受け取る。うなずきながら、最後まで聴ききること。それだけでお子さんは「わかってもらえた」と感じられます。
今日の小さな変化に気づいてあげる
「昨日より少し表情が明るい」「今日はご飯をよく食べた」——そんな小さな変化に気づいて、そのまま伝えてあげてください。「今日元気そうだね」のひと言が、お子さんの安心感になります。
「いてくれてよかった」を伝える
学校に行けていなくても、今日もここにいてくれる。それだけで十分です。「いてくれてよかった」「一緒にいられてよかった」という気持ちを、言葉や態度で伝えてみてください。
原因がわからなくても、こういった小さな関わりの積み重ねが、お子さんの心のエネルギーを少しずつ回復させていきます。
リコ原因がわからなくても、今日からできることがある。それを知っているだけで、親御さんの気持ちが少し楽になりませんか?
お子さんの話をしっかり聴いてあげる事でお子さんの自己受容感が上がっていきます。聴くことの大切さについてこちらの記事も読んでみてくださいね。

まとめ|不登校の原因がわからなくてもできること
不登校の原因がわからないのは、親御さんのせいではありません。不登校のお子さんの多くは、複数の要因が重なって学校に行けなくなっています。「これが原因」と特定できないことも多いのです。
原因を探し続けるより、今のお子さんに目を向けてみてください。話を聴く、小さな変化に気づく、そばにいる——そういった関わりの積み重ねが、お子さんの心を少しずつ回復させていきます。
原因がわからなくても、今日からできることがあります。まず一歩、踏み出してみてくださいね。
リコ一人で抱え込まないでくださいね。悩んだときは、家族心理ニューロアカデミー(ファミニュー)にぜひご相談くださいね。
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