子どもが「学校が怖い」と言ったら|理由を聞けないときの声かけと相談目安

「学校が怖い」
「学校に行きたくない」
お子さんがそう言い出したとき、親御さんはどんな気持ちになるでしょうか。
「何があったの?」
「誰かにいじめられているの?」
すぐに理由を聞き出したくなるのは、自然なことです。でも、お子さんがうまく言葉にできないことも多くて、「別に何もない」「わからない」と返ってきて、どう関わればいいか途方に暮れてしまう親御さんもいるでしょう。
大切なのは、理由を聞き出すことより先に、「怖い」と言えたお子さんの気持ちを受け止めることです。
今日は、「学校が怖い」と言ったときの声かけと、専門家に相談する目安をお伝えしていきますね。
鈴木理子「学校が怖い」と言えたお子さんは、勇気を出してくれています。その言葉をそのまま受け取ってほしいんです。
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「学校が怖い」の裏にあること
「学校が怖い」という言葉の裏には、さまざまな気持ちが隠れていることがあります。
クラスの友達との関係がうまくいっていない
先生に叱られることが続いている
授業についていけなくて、行くのがつらい
はっきりした理由はないけど、なんとなく怖い
これらは一例であり、原因はお子さんによってさまざまです。
「なんとなく怖い」「理由はわからないけど体が動かない」ということも少なくありません。
大切なのは、「怖い」という気持ちそのものは本物だということです。親御さんから見て「そんなことで?」と感じることであっても、お子さんには本当につらい体験として感じていることがあります。
朝になるとお腹が痛くなる、頭が痛くなる——こういった身体の反応も、心のつらさが体に出てきているサインのことがあります。「仮病かな?」と思う前に、まずお子さんの気持ちに目を向けてみてください。
鈴木理子「学校が怖い」という言葉は、SOSです。理由よりもまず、気持ちを受け止めてあげてくださいね。
行きしぶりがあったり、不登校の初期段階で大切にしたいことをこちらにまとめています。

理由を無理に聞かなくていい
「何があったの?」と聞いても、お子さんがうまく話せないときがあります。
言葉にできないほどつらかったり、「言ったらどうなるんだろう」という不安があったり——さまざまな理由から、話せない状態になっているのかもしれません。
「なんで言えないの?」「ちゃんと教えてよ」
親御さんが理由を聞こうと迫ることで、お子さんがさらに心を閉ざしてしまうことがあります。
まず、理由を聞くことをいったん手放してみてください。
「そうか、怖いんだね」
「そう感じているんだね」
お子さんの言葉をそのまま繰り返すだけでいいんです。「怖い」という気持ちを否定せずに受け取ってもらえたとき、お子さんは「お母さんやお父さんには話せるかもしれない」と感じ始めます。
理由を聞き出すことより先に、「怖い」と感じているお子さんを受け容れること。それが、一番の関わり方です。
鈴木理子話してくれないと焦る気持ちはわかります。でも、「話してくれるのを信じて待つ」ことが、実は一番の近道のことが多いんです。
まずできる、声かけと関わり方
「怖い」と言ったお子さんに、どんな言葉をかければいいでしょうか。
声かけと同じくらい悩むのが、「休ませていいか」の判断です。「学校が怖い」と感じているお子さんを無理に登校させることで、心の負担がさらに重くなってしまうことがあります。学校に行けない日があっても、まずは休ませて様子を見ることも、選択肢のひとつです。
具体的な声かけのヒントをもっと知りたい方は、こちらも参考にしてみてください。

こんなとき、相談を考えてみてください
「様子を見る」だけでなく、専門家や相談窓口に頼ることを考えてほしいサインがあります。
学校・スクールカウンセラーへの相談目安
- 「怖い」という訴えが続いている
- 朝の身体の不調(腹痛・頭痛)が毎日のように続いている
- 学校の話題が出るだけで泣く、パニックになる
いじめが疑われるとき
お子さんの言葉や様子から「いじめかもしれない」と感じたときは、早めに学校に相談してください。学校に相談しにくい場合は以下の窓口も利用できます。
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(文部科学省)
- 子どもの人権110番:0120-007-110(法務省)/ メール・LINEでも相談できます
医療機関への相談目安
- 身体症状(腹痛・頭痛・吐き気)が学校以外の日も続いている
- 食欲が落ちている、眠れない状態が続いている
- お子さんが「死にたい」「消えたい」という言葉を口にした
最後のサインが見られたときは、一人で抱え込まず、かかりつけ医や児童精神科への相談も選択肢に入れてみてください。
児童精神科を受診するハードルが高い場合は、学校が連携している病院もあるので、保健教諭に相談してみてもいいでしょう。
鈴木理子「うちはそこまでじゃないかも」と思っていても、不安なときは相談していいんです。早めに動くことで、楽になることがたくさんあります。
学校への連絡や関わり方で迷っている方は、こちらも参考にしてみてください。

まとめ|「怖い」と言えたことを、まず受け容れる
「学校が怖い」というお子さんの言葉は、親御さんへのSOSです。
理由を聞き出そうとする前に、その気持ちをそのまま受け取ってあげてください。
「そうか、怖いんだね」——その一言が、お子さんの安心につながります。
気になるサインが続くようなら、学校やスクールカウンセラーに話してみることも選択肢のひとつです。いじめが疑われるとき、身体症状が続くときは、相談窓口や医療機関を頼ることも考えてみてください。
「どうすればいいかわからない」と感じたときは、一人で抱え込まず、周りを頼ることも選択肢のひとつです。
鈴木理子一人で抱え込まないでくださいね。悩んだときは、家族心理ニューロアカデミー(ファミニュー)にぜひご相談くださいね。
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