「子どものことが心配で、つい何でもやってしまう…」
「子どもの問題なのに、自分のことのように苦しい…」
不登校のお子さんを持つ親御さんは、こんなふうに感じていませんか?
お子さんのことを想うあまり、親子の境界線が曖昧になってしまい、気づけばお子さんのために自分のすべてを犠牲にしているなんてことも… これでは親御さんは疲弊してしまいます。
リコ境界線を引くことは、お子さんを突き放すことではありません。お子さんの自立を支え、親御さん自身を守るためにも境界線は必要なんですよ。
今回は、不登校における親子の境界線とは何か、適切な距離感についてお伝えします!
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不登校における「境界線」とは?
「境界線」と聞いて、ピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんね。実は、この境界線を理解することが不登校のお子さんとの関わり方においてとっても重要なんです。
境界線とは、自分と相手を区別する心理的な線のこと。「これは私の問題」「これは相手の問題」と分ける線と言ってもいいでしょう。
もう少し具体的に言うと、自分の感情・考え・責任の範囲を明確にするものなんですね。「ここまでは私の領域、ここからは相手の領域」という線を引くことで、健全な人間関係を保つことができます。
では、なぜ不登校のお子さんとの関係で、この境界線が曖昧になってしまうのでしょうか?
それは、親御さんがお子さんの不登校を自分の責任だと感じてしまうからです。また、将来が心配でつい過干渉になってしまいお子さんの人生に深く関わりすぎてしまうんですね。
親子の境界線が曖昧になると、どんなことが起こると思いますか?
まず、お子さんが親に依存してしまいます。お母さんがなんでもやってくれるので、自分で決める機会がありません。これはお子さんの自立にもかかわってきます。失敗する経験もそれを乗り越える経験も、お子さんの成長過程においてとっても大事なんです!
境界線を引くというのは、お子さんを一人の人間として尊重するということ。お子さんの問題はお子さんのもの。親は支えるけれど、代わりに解決はしない。お子さんが自分の人生を自分で決められるよう、適切な距離を保つことです。
不登校で境界線を失っていませんか?
お子さんの不登校をきっかけに、知らず知らずのうちに境界線が曖昧になってしまっている親御さんは少なくありません。
以下のいくつかに当てはまるものがあれば、それは境界線が曖昧になっているサインかも?!
①子どもの感情を自分の感情のように感じてしまう
お子さんが悲しそうにしていると、自分も悲しくなる。お子さんが不安そうにしていると、自分も不安になる。お子さんの気持ちと自分の気持ちの区別がつかなくなっていませんか?
共感することと、同化してしまうことは違います。お子さんの気持ちを理解し、受け止めることは大切です。でも、お子さんの感情をそのまま自分の感情として感じてしまうと、親御さんも疲れ果ててしまいますよ。
②子どもの問題を自分の責任だと感じてしまう
「私がなんとかしなければ」と、お子さんの不登校を自分の責任だと感じていませんか?
お子さんが不登校になったのには、いろいろな要因があります。学校での人間関係、お子さんの性格、社会環境… それらが複雑に絡み合っているんですね。親御さんだけの責任ではありません。親ができるのは解決ではなくサポートです。
③子どものために自分を犠牲にしすぎている
「子どものために」と、自分の時間・趣味・人間関係を犠牲にしていませんか?
我が子が不登校だから、自分は何も楽しんではいけない。我が子が苦しんでいるのに、自分が笑ってはいけない。そんなふうに思っていませんか?
「子どものため」という言葉は、一見美しく聞こえます。しかし、親が自分を犠牲にしすぎると、お子さんは罪悪感を感じてしまうんです。親御さんが自分の人生を楽しむのは決して悪いことではありません。むしろ、親が幸せでいる方が、お子さんの安心につながるんですよ。
④子どもの人生をコントロールしようとしている
「高校は絶対に行きなさい」「その友達とは付き合わない方がいい」など、進路や交友関係にまで口を出していませんか?
子どもの将来が心配だからこそ、親は口を出したくなるもの。でも、お子さんの人生を決めるのは、お子さん自身です!
リコ境界線を失っているのは、愛情が深いからこそなんです。でも、その愛情を健全な形で表現するためには適切な境界線が必要です。
「それって冷たくない?」と思われるかもしれません。しかし、境界線を引くことは、お子さんを突き放すことではありません。むしろ、自立を信じて成長を見守ることなんです。
そして、境界線は親御さん自身を守るためにも必要です。お子さんの問題と自身の人生を分けることで、親御さんも自分らしく生きられるようになります。それが結果的に、お子さんにとっても良い影響を与えます。
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適切な境界線の引き方
それでは、具体的にどうやって適切な境界線を引いていけばいいのでしょうか?ここでは、具体的な方法をお伝えしますね。
子どもの問題と自分の問題を分ける
まず大切なのは、お子さんの問題と自分の問題を分けることです。
学校に行かないのは、お子さんの問題です。将来どうするかもお子さんが決めることです。一方、「どう接するか」「どうサポートするか」は、親の問題です。
この区別がつくと、親御さんの心はずいぶん楽になるかもしれませんね。「私がなんとかしなきゃ」と焦る必要はありません。このままで大丈夫なの?という不安は親の問題で、その不安とどう向き合うかは親御さんが考えることです。
子どもの感情と自分の感情を分ける
お子さんが悲しんでいても、お子さんの感情に巻き込まれないことが大切です。
お子さんの感情をしっかりと受け止めつつ、親御さんは冷静でいる。共感することと、同化してしまうことは違いますからね。お子さんの感情を受け止める器になる。それが、親の役割ともいえるでしょう。
子どもの選択を尊重する
お子さんの人生はお子さんのものです。親御さんの希望や期待を押し付けないでくださいね。
お子さんには学校に行く選択もあるし、行かない選択もあります。もちろん、親としての考えを示すのはいいでしょう。でも、最終的に決めるのはお子さん自身。たとえお子さんが選んだ道が親の望む道と違っていても、それを尊重することが大切なんです。
「失敗したらかわいそう」と思うかもしれません。しかし、失敗からの学びでお子さんは強くなっていくんです。
親自身の人生を大切にする
お子さんのためにすべてを犠牲にしないでください。親御さんにも自分の時間や楽しみは必要です。それは決して悪いことではないんですよ。親が幸せでいることが、お子さんの安心につながりますからね。
お子さんのためだけに生きるのではなく、自分の人生も大切にしてください。親御さんの心を軽くするための具体的な方法は、こちらのブログでお伝えしています。

「助けて」と言われたら助ける
境界線を引くことは、お子さんを突き放すことではありません。お子さんが「助けて」と言ったら、もちろん助けてあげてください。先回りするのではなく、お子さんが「助けて」「手伝って」と言うまで待つ。それが、お子さんの自立を支えることなんです。
お子さんは、必要なときには助けを求めます。ですから、そのときにすぐに応えられる準備をしておいてください。求められていないなら手を出さない、口を出さないで大丈夫です。
「待つ」「見守る」ということの本当の意味と具体的な方法を、こちらのブログでさらに詳しくお伝えしています。

リコ境界線を引くことは、お子さんを信じることなんです。「この子は自分の人生を自分で切り拓くことができる」と信じて適切な距離を保つ。それが、本当の愛情かもしれません。
まとめ | 不登校における境界線は自分の人生を生きること!
不登校における親子の境界線とは、お子さんを突き放すことではありません。むしろ、お子さんを一人の人間として尊重し、自立を支えることです。境界線を意識しながら、お子さんが「助けて」と言ったときには、しっかり応えてあげてくださいね。
お子さんが不登校だからといって、親御さんの人生が止まるわけではありません。お子さんはお子さんの人生を、親御さんは親御さんの人生を、それぞれが自分らしく生きること。それが、健全な親子関係です。
リコ子どものことで頭がいっぱいで何も考えられない方、どこまで関わればいいのかわからない方はぜひKET理子塾にご相談くださいね。一人で抱え込まず、適切な境界線を一緒に考えていきましょう。
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