不登校やひきこもり、摂食障がいの子どもへの
コミュニケーションを学んでいるお母さま方から
よく質問があります。
この言葉は合ってる?間違ってる??
この対応はどうだった??
今までの関わりでよくないところがあったと
たいへん反省されての今だから(過去の私も同じ)
気になるのはよ~~く分かります。
今関係を築き直しているのに、
この一言で、この一回の対応で、また
殻に閉じこもってしまったらどうしよう。
そんな気持ちが強いからですよね。
子どもとの関係をより良いものしたいからですよね。
例えば「共感」と「同調」。
共感することは、相手の立場に立ってみて
どんな気持ちがするか味わうこと。
同調は、相手の意見や考え、感情に
調子を合わせること。
基本的に大切なのは共感で、安易に同調
しない方がいいですよ、と伝えています。
でもね、同調はダメではないのですよね。
あなたがすごく気に入っているものやファッション、
「これ、良いよね、素敵よね!!」
と言っているのに
「ん~、あなたはそう思うんだね」
って、何かのテキスト読んだみたいに返されたら
ガッカリしませんか??
ちょっと嘘でも「お~~いいねえ!!」って
言ってもらえたら嬉しくないですか?
親子なら特に。子どもって幾つになっても
お母さんに「いいねえ」って言ってもらいたいもの。
なんでもそうなんだけど、ものごとって
良い面と悪い面があるのです。
「子どもには共感が大切で同調は良くない」
と聞いたら「同調は絶対ダメ!」と考えるのは
100ー0思考、白黒思考。
そうではなく、「なぜ」共感が必要で
「なぜ」同調が良くないと言われるのか
意図をしっかり理解することです。
How toではなく、意図が大切!
そうしたら、自ずと受け答えに正解などない
と分かるはずです。
また、子どもに何かを伝えるときにも
「Iメッセージで伝えましょう」
と習うと
Iメッセージならどんな言葉を言っても
OKだと思ってしまう人もいます。
これもIメッセージを使う意図を考えたら
言わない方が良い事はやっぱり言わない方がいいですよね。
目の前の子どもの様子を一番近くで見ているのは
お母さんです。
How toに囚われないでください。
意図を考えましょう(^_-)-☆